ビッケとビッチ
第1章 11月18日土曜日午前10時50分
「うふ…ねぇ…」
「はい?」
「あと二回できたらさぁ…」
「はい」
「わたしのペットにしてあげるわ…」
「え、ペット?」
「あ、違う、ごめん、セフレよ…」
わたしはつい…
間違えて、心の声を漏らしてしまった。
「え、ほ、ホントっすか?」
「うん、ホントっす」
「うわっ、マジかぁ」
「うん、マジで…」
「やれます、出来ます」
和哉くんはそう叫び、わたしを抱いてきた。
セフレ…
違う、ペットだ…
ペットの和哉…
いや、違う…
ペットのビッケだ…
「あっ、はぁん…」
すると興奮したビッケ、いや、和哉くんはいきなり再び挿入れてきたのだ…
それもわたしを抱き抱える、いわゆる座位という体位で。
そしてお互いに見つめ合いながら…
グチュ、グニュ、グチュ…
舌先で一度…
シックスナインで二度目…
そしてさっきで三度目…
わたしは久しぶりに、そして瞬く間に三度イッた、いや、イケた…
そしてそれは久しぶりのセックスでもあった。
グチュ、グニュ、グチュ…
ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…
「はぁん、あん、あ、いい、気持ちいいわぁ」
グチュ、グニュ、グチュ…
ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…
「あん、あん、あん、あぁぁ…」
大き過ぎず、小さ過ぎない…
太過ぎず、細く過ぎない…
長過ぎず、短くはない…
しかし、カタチの良いキレイな張りのある亀頭のチンポ…
久しぶりの当たりである。
「はぁん、あん、あ、いい、気持ちいいわぁ」
グチュ、グニュ、グチュ…
ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…
「あん、あん、あん、あぁぁ…」
そして、ディープではないがストッキングフェチで…
かわいくて…
従順で…
三回以上できるという…
このビッケ、いや、和哉くんは…
わたしにとって最高のセフレ…
いや…
ペットだ…
「あぁ、か、和哉くん、いいわぁ…」
そしてその内、和哉からビッケって呼んでやるんだ…
「あぁ、か、和哉くぅんん…」
わたしは最高のペットを見つけてしまった…
この冬が楽しみだ…
そして約束通り三回和哉くんはしてくれて…
朝まで寝落ちをし…
次の11月18日土曜日、二人でカフェでブランチを食べ…