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ビッケとビッチ

第2章 11月19日日曜日午後5時~

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「あぁ、いい、気持ちいいわぁ…」
 最近は暫く男関係に縁が無く、玩具の『レロマハナ』という舐め技に特化した玩具を愛用していたのだが…
 やはり、いや、やっぱり生、本物の感触が堪らない。

 この舌のなまめかさと、ローションではなく唾液のヌメリが違うのだ…

「はぁん、あぁ…」

 チュル、ジュル、チュルル…
 和哉くんの舌先が盛んに動き、ヒダをかき分け舐めてくる。

「ぁん、はぁ、ね、ねぇ、ク、クリを、クリトリスをもっと舐めてぇ」
 わたしはとりあえずイキたかった…
 いや、イキたくなっていた。

「は、はい…」

 ここからは、わたしの感じるウィークポイントを、即イキの愛撫のポイントを教授するんだ…

「はぁん、そ、そう、そこぉ…」
 舌先がクリトリスの芽を舐め弄ってくる。

 ピチャ、ピチュ、ピチャ…

「はぁぁ、そ、そこを、吸ってぇ…」

 チュル、ジュル、チュルル…

 ピチャ、ピチュ、ピチャ…

 和哉くんはいわれるままに、クリトリスを吸い、舐め弄ってきた。

「あぁ、あん、ん、んん、いぃ…」
 わたしは腰を浮かし、グリグリと和哉くんの顔に押し付け、そして脚を絡めていく。

 チュル、ジュル、チュルル…

 ピチャ、ピチュ、ピチャ…

「は、ん、や、ん、イッ、イク、あ、あぉぁ、イックうぅぅ…」

 全身をブルブルと震わせ、腰を押し付け、脚を絡ませ…

「や、ん、はぁっ、っくうぅぅ…」
 わたしは絶頂感を迎える。

 チュル、ジュル、チュルル…

 ピチャ、ピチュ、ピチャ…

「やん、ん、ん、あぁぁぁ……」
 そして一度目の絶頂感に喘いでいく。

「はぁ、はぁ、はぁぁぁ…」

 小さく絶頂感に震え、太腿で和哉くんの顔を挟んでいくと…

 両手でわたしの太腿を…
 太腿で留めるタイプのストッキング脚を、まるで感触を愉しむかの様に撫でてきたのである。

「はぁ。はぁ、はぁぁ、ふうぅ…
 ね、ねぇ…」
 わたしは一つのポイントを問うていく。

「は、はい?」

「ねぇ…ストッキング…好きなの?」

 そう、わたしにとって、男が、パートナーが…
 ストッキングを好きな事は最重要な課題の一つでもあるのだ。

 だって、わたしは…

 ストッキングラブな女だから…

 変態女だから…

 逆に、これを否定されてしまうと…

 一気に醒めてしまうから…




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