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ビッケとビッチ

第4章 11月30日の夜…

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 わたしは11月28日には生理が終わっていたのだが…

 和哉くんのソロ活動禁止令、つまりはお預けを命じたので…
 ワザと生理が終わったのを内緒にしていた。

 それに、これは少しでも自分の中の和哉くんに対しての昂ぶる気持ちを抑える、自制する意味もあったのである…

 そしてこの期間中、和哉くんからの相変わらずのLINE攻撃も続いていたのだが…
 ほぼ既読スルーをしていた。

 
 だけど…

 11月30日木曜日は、わたしの住む関東地方は朝から穏やかな晴天の一日だったのだが…

 西高東低の気圧配置により、朝からわたしの自律神経が疼き、昂ぶってしまい…
 とうとうガマンが出来ずに、呼び出してしまったのである。

『生理が終わったから21時にBarBitchで待ってる』
 と、LINEをした。

 わたしは…

 この低気圧による自律神経の疼きの昂ぶりだけは…

 ヤバいのだ…

 ガマンできないのだ…

 そんな夜は誰かに抱かれて…

 ぐちゃぐちゃにされないと…

 治まらないのである。

 だが、ここ最近はずうっと…

 そんな都合よい相手はなかなかいなく…

 いや、巡り逢えなくて…

 迷走し…
 
 腐れチンポに更に不満を抱え…

 苛立ち…

 挙げ句は…

 玩具によるソロ活動でギリギリ抑えていたのだ。

 だが、本当は治まる訳では無くて…

 なんとかギリギリ鎮まる程度であった。

 だが、今はビッケ、いや、和哉くんが居る…

 果たしてその和哉くんがこのわたしの自律神経を治め、抑え、鎮められるのか?…

 出来ればなんとかクリアして欲しいのだが…
 



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