テキストサイズ

ビッケとビッチ

第4章 11月30日の夜…

 5

 もっと弄っていたい想いもあったのだが、もう我慢ができなかった…
 わたしは今夜の様な低気圧による自律神経の昂ぶりの疼きには、こんな感じで淫らな衝動に支配されてしまうのである。


「さあ、行くわよ」
 わたしは和哉くん、いや、ビッケの手を掴み…

「じゃあね、彩ちゃん」
 店を出る。

 そして徒歩5分の繁華街の端にある、いつものホテルに入っていく。

 急ぎチェックインをし、エレベーターに乗るなり…

「はぁぁ…」
 我慢が出来ずに貪る様なキスをしていく。

 ピチャ、ピチャ、ピチャ…
 そしてエレベーターが開いてもキスをしたままにもつれ合いながら部屋のドアを苛ただしく開錠し、ドアを開けるなり中へとなだれ込んでいった。

「あ…んん…」

 そのままベッド手前に倒れ、わたしは急ぎビッケのスラックスのベルトを、チャックを外し…

「あ…ん、ゆ、悠里さん…」
 スラックスだけを慌てて脱がしていく。

 もうわたしは自律神経の疼きによる、淫らな衝動が抑え切れずに、いや、淫靡な想いに支配されてしまっていたのだ…

 低気圧による自律神経の疼き、苛立ち、昂ぶりの時は…
 いつもこんな感じに激しく淫れてしまう。

 自分自身で抑えが、押さえ芽なかなか効かない、いや、出来ないのだ…

「あら、ビッケぇ、パンツが染みになってるわよぉ」
 パンパンに膨らんでいるトランクスの先に当たる部分が、染みで広がっていた。

「あ…うぅ…
 あ、さっき、あんなな弄られちゃったから…」

「ふうん、だから、濡らしちゃったんだぁ」
 そしてそう囁きながら、トランクスの上から…

「あっ、うぅっ」
 ビッケを含んでいく。

「あ、そ、そんなぁ…」

「ひゃふぅ、いやなの?」

「い、イヤじゃないっすけど、あ、う、い、一日履いていた…あ…からぁ」
 
「うふ、そうねぇ、確かにぃ、イヤらしいビッケの匂いがするわぁ…」

「あ、う、そ、そんなぁ」
 ビッケは恥ずかしそうに下半身を捩っり、喘ぎを漏らしてくる。

 既に、淫靡なスイッチが入ってしまっているわたしには…

 そんなパンツの匂いは、媚薬に相当するのだ。

「はぁ、ふうぅ、やらしい匂いぃ」

「は、あ、ぁぁ…」

「さぁ、約束守ったか調べないとね」
 と、そう呟き…
 トランクスを下ろし…

「あっ」

 反り返るチンポを咥える…


ストーリーメニュー

TOPTOPへ