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らゔぃあん☆ぴーち!

第2章 ゔ

再婚相手との顔合わせの日。
私とダメ親父はホテルのティーラウンジに来ていた。

窓の外を眺めながらコーヒーを一口。
苦い。
カッコつけてブラックコーヒーを頼んでしまう癖をやめたい。

「おっ、来たかな」

ダメ親父が立ち上がった。

「ハルカー、コッチコッチー!」

確実に1オクターブ高い。
浮かれてんのか。
やれやれと私も立ち上がった。

こちらに歩いてくる人影
相手の女性もバツイチで
娘が二人いるのだとダメ親父から聞いている。

この年でいきなり五人家族になるとは正直面倒だが
私は県外の大学へ推薦入学する予定で
来春からは念願の一人暮らしになるのだし許容範囲だ。

新しい母親と妹
未知の存在が目の前にやって来る。

「お待たせしちゃったー?ごめんなさい!」
「いやいや俺達が早く来ちゃって、先に茶ーしてたんだ」

早速大人二人はラブラブムード
だが
そんなことはどうでもいい
全然どうでも良くって

天使が
天使がいるんだが。

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