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素敵な飼い主様

第7章 戻れない





「・・・あ・・・・・・、」



神矢は、戸惑ったように自分の手を見ている。




・・・わかっている。




今のは、たまたまぶつかっただけだってこと。




ジンジンする頬を、そっと頬で撫でると、強い痛みが走った。




そっと手をみると、少し血がついていて。




彼の爪が、頬に掠ったのだとわかる。




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