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素敵な飼い主様

第8章 地獄という名の日常




「てめぇ、一体コイツに何をした?」



静かに、だけど、地を震わせるほどの低い声。


椎名様は、素っ裸なまま、固まっている。


けれど、すぐにはっとなってパンツだけを急いではくと、


「それはあなたも同じなのではないですか?」



と、落ち着き払った声でそう言った。


いつもの社交界での口調だ。


けれど、額にはさっきよりも汗をかいていて、あきらかに動揺している。



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