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素敵な飼い主様

第1章 1




***



「っち、たったの2万かよ。迫真の演技をしてやったのに」



名前も知らない男がでていったあと、あたしは小さく愚痴をこぼした。



自己紹介遅れました。



あたしの名は、


水無月 紫苑。



好きなものは金。
趣味は金集め。
好きな言葉は金。
好きな色は金。



全部金、金、金。



男なんてどうでもいいのだ。

ただの金稼ぎの道具。
そしてあたしは、




ただ抱かれるだけの女だ。



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