素敵な飼い主様
第5章 傍にいろ
キスは、彼のスるよっていうお知らせみたいなもので。
この下には人が居るかもしれないのに・・・、
「んぁっ・・・ふっんっ・・・かみ・・・やっふぅッ」
舌が口内を激しく犯していく。
おさまりきらなかった唾液が、顎に伝った。
ここは外なのに。
そう思うけれど、体は彼を欲している。
あの大きな彼自身を、中で感じたい。
「んっ紫苑・・・っ」
足を彼の下半身にこすると、徐々に硬くなってきたソレ。
擦ると、彼はキスをやめ、あたしの足を開かした。
「俺を苛めようとするなんて、10年早いぞ」
呼吸が少し乱れたまま、彼の手はあたしのドレスの中に侵入してきて、太股に這わせる。
ビクビクッと、待ちわびていたかのように体が震えた。