100回射精したら付き合ってあげる♡
第2章 本性
多分もう少し…
「武山君?そんなところまで掛かってないよね?」
「ハッ!いや!ほら!入り込んだかと思って!」
俺は急いで水着の中から指を抜いた。
「何を触ろうとしたの?」
「ごめん!触ろうとしたわけじゃなくてっ!洗おうと思って!」
下心満々で触ってたくせに長谷川さんに嫌われたくなくて必死でレベルの低い言い訳をする。
「……正直じゃない武山君つまんない。帰る」
「え!?」
長谷川さんは真顔になって俺を置いて早歩きで行ってしまう。
どうするのが正解なんだよ!?
長谷川さんが一人で歩き始めるとすぐに近くにいた二人組の男が長谷川さんに向かって近付いて行くのが見えて急いでシャワーを止めて長谷川さんを追いかけた。
「すごい可愛いね~?友達と来てんの?」
「この後俺達とご飯食べいかない?奢るし」
ナンパされんの早過ぎる!
急いで長谷川さんの腕を引いて自分の方へ引き寄せる。
「俺のだから!他当たって!」
「なんだよ、男連れかよ」
「彼氏必死過ぎてウケる」
そいつらは俺を笑いながらすぐにいなくなって行った。
「ねーねー?私、いつから武山君のになったの?」
「勢いで言っちゃっただけだから突っ込まないで!あの…さっきは本当にごめん…触っていいって言われたからつい魔が差して…」
長谷川さんの手を握って必死で謝る。
俺はもう完全に長谷川さんに夢中になっていて、長谷川さんの手の上で踊らされている。