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VOICE

第23章 学食…


【琥珀】

 やっと冷静に、なれた…と思ったら…
しまったぁ…黒曜くんを置いてきてしまった

 僕は慌ててメールした…

 お昼は食堂の入り口で待ち合わせ…

 思ったより授業が長引いてしまった…
僕はダッシュで食堂まで走った…

 あれッ!?すんごい人混みだぁッ!!
いつもより人が多くないッ!?

 あっ、そうかッ!!
今日から季節限定ランチだからだッ!!

 僕は人混みを掻き分けながら…

 黒曜くんの声がしたような気がしたけど…
黒曜くんとは後から会えるとして…
優先順位は食券のある自販機ッ!!

琥珀「…ふぅ…
やっと人混みから脱け出せた…
って…あれ?」

 食券の自販機には誰も居ない…?

黒曜「ちょ、ちょっと…琥珀さんッ!!」

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