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VOICE

第23章 学食…


琥珀「あれ?黒曜くんッ!?何処に居たの?
探したんだよ?」

 ちょっと嘘を付いてみた…
だって…
朝、黒曜くん=SEKIさんに意地悪されたから
ちょっとした…仕返し…

黒曜「はぁ?嘘だぁッ!!
琥珀さんの嘘つきッ!!一心不乱に鬼の形相
みたいになって人混み掻き分けて
食券の自販機の前でヨダレを垂らしながら
選んでたでしょうッ!?」

琥珀「あははッ…バレちゃった…
って…ヨダレは大袈裟だよ…」

黒曜「俺ッ!!ずぅーーーと琥珀さんの事を
首を長ーーーくして待ってたんですからね」

 か、可愛いなぁ…♡

琥珀「ごめんッ、ごめんッ!
じゃあ学食は僕の奢り…何が食べたい?」

黒曜「えっ…えーっと…」

琥珀「…僕以外で頼むよ…?
場所を考えてね…?」

 僕は背伸びをして黒曜くんの耳許で囁いた
自分で言って少し照れてしまった…

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