VOICE
第5章 琥珀の気持ち
琥珀「ひえっ!?」
いきなり黒曜くんがキッチンへ
入ってきて…僕の背後に…!?
変な声が出てしまった…
黒曜「あっ…
驚かせてしまって、すみません…
ちょっと珈琲を飲みたくて…」
琥珀「い、いえ…それより…珈琲なら
僕が淹れますよ?」
黒曜「そこまでして貰わなくても…
珈琲ぐらい自分で淹れられます…
それに…今夜は仕事が入ってるので…
早めの夕飯で助かります…」
琥珀「そ、そうなんですね…」
知ってますっ!!生配信っ!!
知らないフリも気が引けるなぁ~…
黒曜「琥珀さんも珈琲、飲みます?
飲むなら淹れますよ?」
(俺が生配信の日って知ってるから
早めの準備…?だよね…?)
琥珀「えっ!?」