VOICE
第8章 すれ違い…【黒曜】
【黒曜】
俺が目が覚めた頃には…隣には…
ホッとした…隣には琥珀さんが…眠っていた
目隠しをしていたネクタイを外し…
両手首のベルトを外した…
目元は…汗と涙で濡れ…
目許も、ほんのり紅い…
両手首も…少し…紅くなってる…
俺は…琥珀さんに…愛してる…と
言ったのに…
琥珀さんは…俺の事…どう思ってる?
琥珀さんを…後ろから…抱き締めた…
琥珀「う~ん…SEKIさんは…うふふ…
みんなのだから…だめ…」
えっ…!?寝言ッ…!?琥珀さんッ…
寝言、言い過ぎだろッ…!?しかも…俺は…
もう1人の自分に…嫉妬している…?
どうして…黒曜ではなく…第一声が
SEKIの方なんだよッ!?
試しに…