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VOICE

第9章 すれ違い…【琥珀】


 もう、こんな時に…
熱いシャワーで全身を洗い流し…

琥珀「あっつッ!!」

 冷えていた身体には思いの外…
シャワーの温度が熱かった…

琥珀「何やってんだよ…情な…」

 黒曜くんは…僕に…
気持ちをストレートに伝えてくてたのに…

 僕には…勿体ないよ…

琥珀「黒曜くん…ッ」

 僕は…黒曜くんの名を呼びながら…
シャワーの音と涙と共に抜いてしまった…

 虚しかった…

 湯船に浸かり…放心状態…

 だけど…はっ!?もうすぐ黒曜くん…
起きる頃かも…きっと、お腹空いてるよね?

 自分の仕事を忘れる所だったッ!!

 だいぶ、身体も解れ…身体も軽くなった…

 身体を拭いて洋服に着替え…髪を乾かし…
キッチンへ…

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