逆転ファンタジー
第8章 夜の衣を 返してぞ着る
紅掛「おや?誰だい?そこに居るのは?」
藍影「こそこそ隠れてないで
出てくるが良い…」
(元勇者)結月
「えっ!?私達の事、見えてるんですか?」
(元勇者)晃
「声も聞こえてるみたいだ…」
紅掛「久々の客人かい?嬉しいねぇ!!」
藍影「この花魁の世界に来たという事は
彼岸の日もしくは命日に俺らの墓参りに
来たという事か?」
(元勇者)結月
「えっ!?
貴方達の墓参りは行ってないですけど…?」
(元勇者)晃
「そうだ、そうだ~!!
てゆーか岳、知らねぇかッ!?
俺を置いて行くなってゆーのッ!!
俺ら元の世界に帰りたいですけどぉ!!」
紅掛「何ッ!?おいら達の墓参りに
行かなかったのに…
何故、此処に来れたんだい?」
藍影「そうだ、そうだ~!!」