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魔法王国で前途多難!?

第1章 始まり

ここはとある魔法王国。魔法使いが集う国。

魔法は平均12歳前後で使えるようになるのだが、今年14歳になる私、ジュリアーナはまだ魔法が使えない。


「はぁ、いつになったら私の魔法が出るんだろう」



魔法は1人1つだけ使える能力。どんな魔法かはお楽しみ。



とぼとぼ宮内を歩いていると…



「おはよう、ジュリアーナ」


「あ、おはよう。ロビン」
(朝からロビンに会うとはなぁ)


「なんだい? 僕に会うのはそんなに嫌なのかい?」



ロビンの魔法は、人の心を読む能力。なので極力会いたくない。


「勝手に心読まないでよ」


「読めるんだから仕方ないじゃないか。いいだろう? 幼なじみなんだから」


「関係ありません」



ロビンは今年16歳の私の幼なじみだ。

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