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魔法王国で前途多難!?

第1章 始まり

ロビンは放っておいて、自室に戻って着替えることにした。

人に会うと思わなかったから、寝巻きのままだった。




部屋に鍵をかけてドレスに着替え始めた。




ガチャ バンッ 「入るぞー! って、うわぁ!」


「ちょっと! グレンビル! 勝手に鍵開けないで!」


「悪ぃ」



これまた幼なじみのグレンビルは、閉ざされた道を開ける魔法が使える。

はた迷惑な魔法である。




「はい、着替え終わったわよ。どうぞ」


「おう」



グレンビルは私と同じ14歳。ロビンより少し話しやすい。



「お前さぁ、まだ魔法出ないの?」


「人が気にしてることを… アンタはデリカシーを覚えなさい」


「デリ…? なんだそれ?」


「もういい…」

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