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シャーク×ロストコロニー みにくいケイトはもう逃げない

第3章 セカンド・アタック!



ザック、ジェームス、ダンのジムIII小隊はシャトル残骸のデブリ処理〈ゴミ掃除〉のサポートをしていた 


おもな作業は小型の作業ポッドが行う
コックピットカプセルには貧相な腕が付いており小回りの効く作業をこなしていく


巨大なネットを広げて片っ端から残骸を集めていく

ネットを突き破りそうな大きな残骸をザックたちモビルスーツ部隊が回収していく退屈な作業だった


「おいおい、いつまでやってるんだよ
 そうそう大きな残骸が出てくるわけでなし
 本当に俺達が補助しないといけないのか?
 なぁジェームス?」


「集中しろ、ダン
 あと1時間もすればこの宙域に氷結小惑星がドッキングする予定なんだ
 それまでにこの辺りのゴミを片付けとかなきゃあいけないんだ、時間が無いぞ」


宇宙空間には資源が無いため、月や火星の小惑星群から資材を調達しなければいけない
マスドライバー加速器を使って撃ち出される岩石小惑星や氷結小惑星が各コロニーが回収していく


岩石は鉱物を採掘して建造物や機器類に加工される
氷は蒸留されて酸素の確保や、水の確保に充てられる


シャトルの残骸が小惑星に接触すれば、凄まじいスピードでスペースコロニーの外壁や反射ミラー板を破壊してしまうかもしれない
スペースデブリの回収は大切な作業だ


25バンチコロニーは廃棄コロニーのため住民はほとんど残っていないが、連邦軍の訓練基地として利用されており、資源回収も重要な作戦である

基地の改修、居留人員の酸素や水の確保

頻繁ではないが、定期的に回収が行われる


「ザック、十二時の方向に大きな物体が探知されている、確認して排除してくれ」


「了解」


ザックのジムIIIは回収作業の宙域から単独で離れていった


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