恋慕
第31章 仙人の領域…
紫仙
「あっはっはっ…その通り…
【禁忌の曲譜】は、この私が作ったのだ…」
と、紫仙は高笑いしていた…
人を殺めておいて良く笑えるものだ…
四人は鳥肌が立ち…
本当に身動きが出来なくなっていた…
紫仙
「それにしても…私の風を受けながら
何故、お前達は生きている…?
…あぁ…成る程…」
と、紫仙は四人の手首に、はめられている
腕輪を見て…見下していた…
紫仙
「やはり、お前らは…
まだまだ糞ガキだなぁ…親のすねかじり…
いくら成人の儀を終えても親に護られてる」
紫仙は扇子をパッと閉じ…
紫仙
「良かろう…暇潰しだ…助けてやろう…
ただし、
その傀儡を置いて、お前らは立ち去れ」
と、紫仙は言い出した…