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恋慕

第36章 募る想い…弦


【募る想い…弦】

 弦は酔った振りをして…竹藪の中へ…


「はぁ~…小便な訳ねぇだろ…
こんな酒じゃ~…酔えねぇよ…」

 と、弦は媚薬を酒壺に入れ…
それを飲み干した…

 弦は、ひとりになりたかった…
始めての、ひとり…朕との離れ離れ…

 祭もシャンも…
幼少期の頃…離れ離れになり…
いつも、こんな思いをしていたのか…

 と、弦は心を痛めていた…


「まつりもシャンも…すげぇな…
俺より…芯が強ぇじゃん…
俺は…朕が居ねぇと弱いままだ…」

 弦は酒と媚薬の力を借り…
昨夜の朕との情事を想い出していた…

 朕に…逢いたい…

         抱かれたい…


「はぁぁん…朕…っ!!」

 弦は竹藪の中で自慰していた…

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