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恋慕

第37章 紫仙という男…


 まさか縄を解いて貰えるとは思わず…


「何故…我らの縄を解いたのだ…?」

 と、何か裏があるのではないか、
と疑う朕に対し…

上級使い
「今から湯浴みをして食事を御用意
いたしますね…縛られるのが御希望で
あれば縛りますけど…?
私…縛る、縛られる…両方イケますよ?」

 と、変な意味に聞こえるが…
拐われいる身なのに…もてなされ…

 シャンと朕は温泉へと入り…
部屋に食事が既に並べられていた…

上級使い
「湯加減は、いかがでしたか?
食事の方は豪華ではないですが
質素でもないでしょう?」

 と、紫仙とは、やはり真逆な性格…
天という名の人は、こちらが質問しなくても
どんどん話し掛けてくる…

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