恋慕
第39章 シャンと朕…
と、天は嬉しそうに話し…続けて…
天
「ですが、ご安心を…
秘力を使えなくしたのは一時的で、
刻が経てば秘力は回復しますよ…」
そこへ…
紫仙
「おい、お前…喋りすぎだ…来るぞっ!!」
と、突然、最も逢いたくない人物が
目の前に現れたのだ…
天
「まったく…紫仙様は、いつになったら
学習するのですか?
私の名前は…おい、お前…ではなく…」
と、天は紫仙に悲しい眼差しを…
紫仙
「はい、はい…分かった…
名など、どうでも良いではないか…」
と、紫仙は
溜め息を付きながら天を宥めた…
天
「どうでも良くは、ありませんっ!!
おい、お前…では、誰に言っているのか…」
紫仙
「はぁ~…めんどくさ…
今は、お前しか居ないだろっ!!」