恋慕
第39章 シャンと朕…
シャン
「ねぇ…これは一体、どう言うことなの?
天…様は、さっきまで僕達と一緒に楽しく、
お話してたじゃない…こんな所に閉じ込めて
僕達を、どうしたいの?
天様は敵なの?味方なの?」
と、悲しそうにシャンは天に質問する…
天
「おや、おや…
君達は、とても良い顔をしますね…
それに勘違いをしてもらっては困ります…
敵か味方か…それは…秘密です…
ただ…君達に秘力を使われてしまっては…
こちらとしては厄介なので…」
と、天は話を途中でやめた…
朕
「何故…
我らの秘力を使えぬようにしたのだ…」
と、今度は朕の質問に…天は…
天
「おや、おや…
気付きましたか…流石ですね…
少しばかり…食事の方に細工を…
特に朕様は嗅覚に優れておりますので…
肝を冷やしましたが…何とか私の仙力を使い
誤魔化せたので良かったです…」