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恋慕

第40章 救世主…


【救世主…】


「何が来るんですか…?…って…
それは、おいら達の事だろう…っ!?」

 と、弦の声が何処からともなく…

 薄雲のような霧に包まれている処に…
うっすらと、ふたつの影が現れた…

 それは次第に…
はっきりと分かるくらいに…祭と弦の姿に…

シャン
「まつり…本物の…まつり…だよね…」


「よもや、よもや~…無事で何より…」

 シャンは祭の姿を見て鼓動を乱し…
朕は弦の姿を見て安堵した…

 それを見ていた…天は…


「おや、おや…感動の再会とは…
この事をいうんでしょうね…
この気持ちは久方振りですね…
私達を楽しませてくださいよ…」

 と、天は胸の高鳴りを抑え…
楽しんでいた…  

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