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恋慕

第40章 救世主…


紫仙
「何を偉そうに…私の言う事を聞かず…
秘力を使い…鍛練が足りぬな…」

 と、紫仙は呆れていた…


「お前に敵わぬ事は分かっている…
だから…秘力を使って此所まで来たのだ…」


「鍛練が足りぬ…鍛練が足りぬ…って
もう聞き飽きたね…鍛練なんか糞喰らえ…」

 祭と弦は自棄糞のように紫仙に言い放つ…

紫仙
「ほぅ…では、この私が…お前らの根性を
叩き直してやるわ…っ!!
二人まとめて相手をしてやる…」

 と、紫仙は祭と弦を挑発し…

 だが、祭は御札がない事…

 くぅも居ない事に気づいた…それに…
弦も自分の胡弓や琴がない事に気付き…

 それを察した紫仙は…

紫仙
「おい、おい…
さっきまでの威勢は、どうしたよ?」

 と、紫仙は嘲笑い…半ば呆れていた…

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