
恋慕
第42章 恋心…
下級使い
「ひぇ~…こ、これは天様…っ!!
お初に、お目にかかります…っ!!」
と、下級使いは
上級使いである天に深々と挨拶をした…
天
「おや、おや…私の名を御存じですか…
まぁ、そんなに畏まらなくても良いですよ」
と、優しく言った…
下級使い
「えぇ…
天様の事は、よく存じております…
泣く子も黙る紫仙様を手懐けているのは
天様である、とか…」
と、下級使いは、恐る恐る顔を上げた…
天
「おや、おや…そのような噂が…」
それを聞いていた紫仙は…
紫仙
「おい…っ!!誰が、誰を手懐けているって
言ったか…っ!?」
と、
仁王立ちをして睨み付けている紫仙に対し…
天
「おや、おや…
紫仙様…気をお沈め下さいな…」
と、天は嘲笑い…諭す…
