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恋慕

第43章 仙宮…


【仙宮…】

 朕、弦、祭、シャンの
四人は寝殿の方へ運ばれ暫く眠っていたが…

 夕刻になり…周りが慌ただしく…
四人は、その雑音と食欲の、
そそる良い匂いと共に意識を取り戻し…


「な、なんか、良い匂いがするぞぉ~…」

 ぐるゅぐるゅ~…くぅ~…ぴぅ~…

 と、四人同時に、お腹の音を奏でていた…


「おい、弦…妙な音を鳴らすな…っ!!」


「はぁ~…それは、まつりもだろ~…?」

 と、言い合ってるなか…

シャン
「ぼ、僕…生きているの…?
…無事に生きてる…?」

 と、シャンは祭を見つめ…涙を流していた


「シャン…こっち、おいで…
無事で良かった…ごめんな…」

 と、言いつつ祭からシャンを抱きしめた…

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