
恋慕
第46章 勘違い…
小豆
「ん…?天様…どうされましたか…?
具合でも悪いですか…?」
と、いつもと様子がおかしい天…
小豆は心配そうに顔を覗き込んだ…
天
「あ…ッ!!いえ…ッ!!大丈夫です…
では、小豆様…御仕事…頑張ってください」
と、天は、
それだけ伝え立ち去ろうとしたら…
小豆は咄嗟に天の袖を掴み…
小豆
「ちょ、ちょっと待ってください…
俺に逢いに来たんじゃないんですか…?
それ、差し入れですよね…?」
と、小豆は天の手に持っている重箱と
竹筒を指差し…切なそうに天に伝えた…
天
「え…ッ!?えぇ…まぁ…そうですが…
ですが、一足遅かったようで…」
と、天は…
小豆の手に持っている重箱を見つめていた…
