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【夜明けと共に…弍】

　小豆と天は
夜明けと共に休憩所で…一夜を過ごした…

小豆
「天様…てん…お身体…大丈夫でしょうか…？
起きてください…夜明けですよ…
もうすぐ門番の交代の刻ですので…
ご自分の部屋に戻られてくださいね…」

　と、小豆は
天の衣を整えながら優しく天に伝えるのだが
　眠ったままだった…

小豆
「少々やり過ぎましたかね…身体の痛みだけ
でも仙力を使い…治してあげましょう…」

　と、言うと…天は目をパチクリさせ…
厭だ…！！と、首を横に振る…

小豆
「あはは…たぬき寝入りでしたか…
身体…大丈夫でしたか…その…」

　と、小豆は照れくさそうに…していた…

天
「…大丈夫です…
この痛みは…夕べの事を想い出すので…
消えないで欲しいです…」

　と、天も恥ずかしそうにしている…