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恋慕

第55章 演練…


 だったのだが…

紫仙
「そういえば…天の手作り小豆団子と
最高級玉露抹茶…実に旨かったぞ…
それに…小豆も、この私に手取り足取り…
身の回りの世話をして…その上…
健気に仕えてくれて…とても助かるぞ…」

 と、紫仙は、あり得ない事を口にして
天も小豆も鼓動が乱れまくっていた…


「あ、小豆…ッ!!手取り足取り~?
紫仙様の身の回り世話~ッ!?健気~?
どういう事か説明してくださいッ!!」

小豆
「えっ!?天…こそ…
紫仙様にも小豆団子と最高級玉露抹茶を…
って、どういう事ですか…ッ!?」

 と、ふたりは揉め始めたのだ…

 紫仙は、その隙に…扇を振りかざし…
旋風を起こし…ふたりは、呆気なく
吹き飛ばされてしまった…

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