恋慕
第55章 演練…
【演練…】
と、いうことで…紫仙の気まぐれにより
演練が行われたのだが…
天も小豆は勿論…
天
「ちょ、ちょっと…
紫仙様…私達は非番では…」
小豆
「そうですよ…俺は別に構いませんが…
せめて…
天だけでも休ませて、あげて下さい…」
と、小豆は天を労ってあげるのだが…
紫仙
「お前らも、情事を交わしただけで
へばるなよ…鍛練が足りぬ…お前らは
足手まといだから…
私ひとりで相手をしてやろう…」
と、紫仙は天と小豆に
一対六で勝負をしてやる、と言い出したのだ
それを聞いていた四人は…
いくら身体が弱っていても仙力の使える
上級使いの天と中級使いの小豆が
自分達に加勢してくれるなら心強い、
と思って大喜び…