恋慕
第13章 遠く離れた存在…
【遠く離れた存在…】
祭とシャンは学生寮へ行き…同室だった…
幼少期に離れ離れになったきりで
久々に逢う、この気持ち…
この空気に耐えられなくなったのが…遠く
離れた存在だった…主に呼ばれてないのに
《…シャン…お帰りなさい…》
と、祭とシャンの前に現れたのは…
頭を垂れて跪く、くぅだった…
シャン
「くぅ…?…久し振りだね…待って…
そんな事をしないでよ…」
と、シャンは、くぅを立ち上がらせ…
切なそうに言った…
祭
「くぅは…シャンに…」
《昔みたいに頭を…撫でて欲しい…》
シャンは、くぅの言葉に…愛しさを…
祭
「別に撫でられなくても良いだろう…
俺が呼んでないのに…勝手に現れるなよ…」
と、何だか祭の機嫌が悪くなった…