恋慕
第13章 遠く離れた存在…
シャン
「まつり…そんな言い方は…良くなよ…
頭を撫でるくらい…良いでしょ?」
と、言い…
シャンは、くぅの頭を撫でてあげた…
《シャン…ありがとう…これで契約成立…
これからは…まつりとシャンを
この身を挺して御守りします…》
シャン
「…くぅ…どういう事…?」
と、シャンは、まつりと、くぅを
交互に見ながら問い掛けた…
祭
「くぅは傀儡だ。本来なら傀儡師は…
戦の為に…何千体、何万体の傀儡を
作らなければならない…。
だけど俺は父さんに反発して…
くぅだけしか作らなかった…
意思を持つ傀儡…その代わり…
くぅも努力をし俺の期待に応えてくれた…
父上の傀儡も戦で残り数体しかない…」