テキストサイズ

アパート

第7章 人間もよう

土曜日。

僕は休みで、朝食を食べたあと部屋でのんびりしていると、外で「シュッシュッ」という音がする。

ドアを開けて外を見ると、103号室の玄関の前のコンクリートの所を沙耶香がホウキで掃除している。僕は、

「おはよう!きれいにするね!」

と言うと、沙耶香は、

「おはよう!このまま101号室の前まで掃除しようと思うの!」

と言った。

僕は、

「僕も手伝おうか?」

と言うと、沙耶香は、

「直ぐに終わるから良いよ!」

と言った。僕は、短めのホウキでコンクリートを掃く沙耶香を眺めた。グレーのTシャツに薄黄色のショートパンツ。決して細いわけではない太ももだが、太ももから股間にかけての下半身に色気が漂っている。

上半身はと言うと、前屈みで掃除する襟元の空いたTシャツからは、ブラをした胸がよく見える。下着姿を見ているようだ。

沙耶香は、さっきまでと違い、掃きながら前に進むスピードが遅くなり、ほとんど前に進まず、同じところを同じ姿勢で掃くようになった。

僕は、前屈みの姿勢でうつむきながらコンクリートを掃く沙耶香のTシャツの隙間から見える胸を黙って眺めていた。手を伸ばして触りたい衝動にかられる。

僕は、自分の下半身がムクムクと大きくなりたがっているのを感じていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ