テキストサイズ

先生と甘すぎる補習

第1章 補習1

「すごい動揺してる、目が困ってる」
 先生困った顔してる
「違うんです、これ現実なのかなって」
「現実だよ。」
「そう、ですよね…」
あたふたしてると、じっと見つめられて今度はゆっくりもう1度唇が当たる。今度はゆっくり5秒くらい長く。
「ね、現実だよ」
それからハグをされて、現実なのを自覚した。私も手を回して少し力を込める。先生は頭を優しく撫でてくれた。
「そろそろ帰ろっか。これで帰る気になった?」
 ニコッと微笑んで言ってくれた。
「はい。嬉しかったです」
「よかった。俺も嬉しい」
 外に出て鍵を閉めて、先生は鍵を戻しに職員室へ行くと言って戻って行った。
「じゃあまた明日の授業で。」
「はい、さようなら!」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ