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先生と甘すぎる補習

第1章 補習1

「橘は泳ぐの得意か?」
「得意な方です」
「そっか、じゃあ明後日楽しみだ」
「えっ、そんなハードルあげないでくださいって、やっぱ苦手です」
「もう取り消せないよ、たくさん泳ごうな」
「先生鬼だ」
「ははっ、あっそろそろ終わりだ。みんなー!もう上がれ〜終わるぞー!後片付けビート板だけ頼んだよ」
「はい!」
 号令してみんな更衣室に移動する。先生も片付け手伝ってくれた。
「水分しっかり取れよ、これまだ飲んでないからやるよ」
「えっいいんですか!ありがとうございます」
 水をもらった。すぐに開けて飲んだ
「めっちゃ生き返りました」
「よかったよかった、次から飲み物持ってくるようにな。顔赤いぞ、大丈夫か?」
「ひゃっ冷たい」
 先生が濡れた手で私の頬を触った。

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