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心の帳面

第1章 1

でも、自分は書きたいものを書きたいし、処女作なのだから必ずかきあげたい。そう思っている。その為には1番書きやすいジャンルに手を出すのが先決。

つまり、ホラーだ。ホラーしかない。

こればかりはホラーしか読んでこなかった、見てこれなかった自分を恨んだ方がいい。

好きな小説家はまだしも、好きな映画監督を聞かれていつまでも「園子温」と答える年寄りのような感性ではいけないことなんて分かってはいるのだ。

分かってはいるのだけど、感性と好み、趣味嗜好は変えられないのである。もう30年もそれで生きてしまったのだから、こればかりは仕方ないアーメン。

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