ヤリチン野郎と一途くん
第3章 後輩女子
「金は払わないよ?」
蘇芳は、もちろん♪と言って…
蘇芳
「俺も楽しませて貰ったし…
Win-Winって事で良いよ~♪」
後輩女子は、そっぽを向いて…
「ありがとう…」と、だけ答えた…
蘇芳
「俺、なにもしてないけど?
まぁ、いっか…それじゃ、俺は先に帰るよ?
ひとりで帰れるよね?」
と、蘇芳は後輩女子の返事を待たずに
資料室から出て行った…
取り残された後輩女子は…
「何だよ…アイツ…優しいのか…
優しくないのか…調子狂うわっ!!」
と、文句を言いながら後始末をして…
ぎこちない動きで帰って行ったのだった…
「アイツ…手加減無しかよ…」
と、後輩女子はスクールバックの中に
入っているディルトを確かめ…
夕焼け色に同化していた…