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ヤリチン野郎と一途くん

第21章 屋上で…


 瑠璃は…少し、ひとりになりたかった…

 悔しいよ…先生より…
僕の方が劣っているって言うのかよッ!!

 瑠璃は空を見上げた…
憎たらしいほどに蒼穹…生暖かい風…

 汗が、じわりと首筋に流れ落ちる…

 すると後ろから…

絶倫王
「おっ、これは、珍しい客人か?」

 と、チャラい声…

 しまった…考え事をしていて…
コイツの気配に気付かなかった…

瑠璃
「あぁ…
絶倫王くんですか…今朝は、どうも…」

 と、瑠璃は挨拶をした…

絶倫王
「朝から昼飯まで蘇芳くんを独り占めとは…
羨ましいですね…」

瑠璃
「えっ?独り占めなんて…
蘇芳くんとは…クラスも違うし…」

 と、瑠璃は絶倫王に迫られて
フェンスまで来てしまった…

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