ヤリチン野郎と一途くん
第24章 絶体絶命
羊さん
「コイツら…悪趣味ですね…
瑠璃様を、こんな状態にするなんて…」
と、少し長い黒髪を後ろで結っていている
30代半ばの男性だった…
肩に木刀を乗せて冷静にしているが
目つきは殺意を感じた…
蘇芳
「あっ、アンタは…?
もしかして執事の羊さん?」
蘇芳は、声で分かった…
羊さん
「御名答…ですが、
私の名前…あまり呼ばないでくれますか?」
蘇芳
「えっ?あぁ…すみません…」
羊さん
「で…?どうしますか…?」
と、蘇芳は羊に聞かれて…
蘇芳
「勿論、助けに行くに決まってんだろ!!」
それを聞いた羊は…
羊さん
「覚悟は出来てるんですね?瑠璃様を、
これ以上…悲しませないで下さいよ?」
と、羊は蘇芳に圧をかけた…