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ヤリチン野郎と一途くん

第24章 絶体絶命


瑠璃
「えっ?勿論、海辺に行くんだよ?」

絶倫王
「はぁ?
海辺に行くなら、こっちの道より、あっち
の道に行った方が一本道で近道だぞ?」

 と、絶倫王は瑠璃に説明するのだが…

瑠璃
「もぅ!!こっち、あっち…って
信用できないよ!!
僕の嗅覚の方が信用できる!!
急がば回れ…こっちの方が近道だよ!!」

 と、瑠璃も引かない…

絶倫王
「お前は馬鹿かッ!?
何故、わざわざ険しい道を行くんだ?
余計、遠回りだろ!!
それに、お前、潔癖症だろ?
虫やら汚い葉っぱやら、あるんだぞ?」

瑠璃
「はぁ?ま、まぁ…僕は馬鹿だけど…
人生は険しい道こそ…って
うぎゃ~蟻んこがぁ~…クワガタ~…
カブトムシ~…汚ねぇ葉っぱがぁ!!」

 と、瑠璃は絶倫王に、しがみついた…

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