ヤリチン野郎と一途くん
第7章 男性教師
【男性教師】
蘇芳は帰り道…いつものように
ヘッドフォンを耳に当て大音量で聴いて
チュッパチャプスを咥えながら
ゆっくり横切る赤いスポーツカーを目にした
蘇芳は横目で見ただけで無視をした
スポーツカーは蘇芳の横で止まり…
「やぁ…蘇芳くん…」
と、声をかけられたが
当然、本人には聞こえておらず…
だが、蘇芳は…
しつこく付きまとわれるのも
めんどくさいと思い…
仕方なくヘッドフォンを外し…
蘇芳
「先生…何か用ですか?」
と、蘇芳は愛想笑いで答えた…
「冷たいねぇ…送るよ?乗って…」
蘇芳
「いえ…結構です…
俺…寮なんで…すぐ着きますから…」
と、蘇芳は無になり断った…