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ヤリチン野郎と一途くん

第7章 男性教師


 だが、先生は、しつこく…

「本当に乗らなくても良いの…?」

 と、聞いてきた…

蘇芳
「逆に先生の車に乗ったら
バレるの困るの先生ですよ?」

 と、蘇芳は冷たくあしらった…

「君が言わなかったらバレないよ…
私は、そんなヘマはしないからね?」

蘇芳
「また…
明日の放課後…逢えるから良いでしょ?」

 と、蘇芳は目線を合わさず答えた…

 一時の沈黙が続き…重い空気が流れる…

 先に沈黙を破ったのは…

「分かったよ…じゃあ、また明日ね…」

 先生はスポーツカーを走らせ
その場に余韻を残し去っていった…

 残された蘇芳は…飴玉を噛み砕き…

蘇芳
「くそったれ!!」
(いっつも、気まぐれなんだよ!!)

 と、呟き…苛ついていた…

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