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ヤリチン野郎と一途くん

第10章 満員電車


 次の駅に到着し…扉が開いた途端に…

 蘇芳は、いきなり…

蘇芳
「おい、変態じじぃ!!
発情してんじゃねぇよ!!
触るな、触れるな、近寄るなッ!!
汚いんだよ!!口臭ぇし!!
歯クソ付いてんじゃん!!歯磨きしろ!!
息すっきりタブレット食えや!!
爪くそも付いてんじゃん!!
蹴り飛ばしてやろうかっ!?」

 と、蘇芳はドでかい声で変態じじぃを
蹴り飛ばした…

 すると、変態じじぃは
コロコロと回転し車内から扉が開いた瞬間に
転げて待ち合い椅子に、すってんころりん…

 車内の中は、ざわめき…

 その子は…心の中で…

(あ…っ…この人…僕より強いかも…)

 と、その子は
胸のトキメキを抑えられずにいた…

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