ヤリチン野郎と一途くん
第13章 寮の自室
【寮の自室】
ドタバタな学校への長い道のりを経て…
ようやく辿り着いた…
蘇芳と瑠璃は心身共に疲弊していた…
蘇芳
「俺は寮に戻って
着替えてくるけど…どうする…?」
蘇芳は瑠璃に聞いてみた…
瑠璃
「僕…ちょっと早いけど…
職員室に行ってくる…」
(これ以上…蘇芳くんと一緒に居ると…
身が持たないよ~…)
と、瑠璃は…
学校の方へと向かおうとしたが、
すぐに立ち止まり…
瑠璃
「あ、あの…やっぱり…
職員室の場所が分からないから…
ここで蘇芳くんを待ってて良い?」
ここ…とは、寮の門の前…
蘇芳
「えっ…?良いけど…日差しも出てきたし…
暑いよ…?良ければ…俺の部屋…来る?」
(ホッとしたのも束の間ぁ~…
俺は、なにを緊張してんだ~!!)