ヤリチン野郎と一途くん
第14章 職員室で
蘇芳は…挨拶もせず…黙ったままだった…
先生は気にする事なく…
今度は瑠璃に視線を落とし…
「おはよう…もしかして…
君が転校生の瑠璃くんですか?」
瑠璃は背中が…ゾクッとした…
瑠璃
「あっ、はい…おはようございます…
そうです…宜しくお願いします…」
と、挨拶した…
「君たちは…知り合いなの…?」
と、先生が聞いてきた…
瑠璃
「えーと…知り合いというか…」
と、言うと…
蘇芳
「先生には関係ないでしょ?
瑠璃…俺は、もう先に教室に行ってる…
また、後でな…」
と、言って蘇芳は
自分の教室へ行ってしまった…
瑠璃
「うん…道案内…ありがとう…蘇芳くん…」
「そうだね…私には関係ない事だね…」
と、先生は苦笑いしながら…
独り言のように呟いた…