ヤリチン野郎と一途くん
第14章 職員室で
瑠璃
(なんか…今…
蘇芳くんと先生だけの空間みたいで…
僕が立ち入っちゃいけないような気がした…)
瑠璃は…先生から少し話があるから…と
職員室の中に促された…
「瑠璃くん…今日から宜しくね…」
と、言われ…改めて学校全体と
クラスの連絡事項を伝えられ…
最後に、もう一つ、連絡事項が…と
先生から言われ…
「名前を呼び合っていたけど
蘇芳くんとは知り合いなの…?」
と、聞かれ…確信した…
瑠璃
(蘇芳くんの態度と…先生の口振り…
蘇芳くんの好きな人…って…)
と、瑠璃は…無意識に…
先生の左手の薬指の指輪を見てしまった…
瑠璃
(ハッ…そういう事かよ!!
マジ、こいつムカつくな…生徒に
手を出すって…どんだけ飢えてんだよ!!)