ヤリチン野郎と一途くん
第18章 学食で…
【学食で…】
午前の授業も終わり…
蘇芳は瑠璃の居る教室へ行ってみた…
蘇芳
「瑠璃-!!」
と、一言、名前を呼んだだけで
クラスの全員が
蘇芳と瑠璃の方を交互に見てきた…
瑠璃は、その視線が痛くて恥ずかしくなり
すぐに俯き蘇芳の元へ駆け寄る…
瑠璃
「ちょ、ちょっと蘇芳くん…声…大きいよ」
(もう、これ以上…目立ちたくないんだけど)
蘇芳
「えっ?だって
瑠璃…窓際に座ってたから…
大声で言わないと聞こえないだろ?」
瑠璃
「そうだけど…なっ、何の用?」
瑠璃は照れ隠しの為…そう言ってしまった
蘇芳
「えっ?用がないと来ちゃダメなのかよ?
瑠璃は冷たいなぁ…」
蘇芳は落ち込んだ振りをした…