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結弦「絃葉。お父様が小さい頃から言ってるよな。如月財閥の令嬢として、「常に上を目指し、みんなから一目を置かれる存在になれ。」と。まずな、そんなに簡単に好きな人なんてできない。俺だって、初カノ（凛華）ができたのだって高校生だ。それに、絃葉は芸能人だ。自分が子役をしたいと言って始めたんだから、硬いプライドを持ってやれよ。そんなお豆腐プライドならさっさと子役をやめろ。あと、俺の大切な3人に無駄な迷惑をもうかけるな。」

快莉「結弦！！」

ガラガラガラ

結弦は病室から出ていった。

飛彩「結弦、今日はどうしたんだ。急に感情的になって。珍しいな。」

凛華「心配だから、私見てくる！」

飛彩「凛華、今はそっとしといてやれ。」

凛華「でも、、、。うん、わかった。」

絃葉「ぐすん、ぐすん、。私、お兄ちゃんに嫌われた泣」

快莉「大丈夫、嫌われてないよ。だから、一旦深呼吸しようね。」

絃葉「うん、、ｸﾞｽﾝ」

快莉「絃葉がなんで好きな人を作りたいかの理由はわかった。けど、結弦が言ってることも正しいと思うんだ。今の絃葉には子役のお仕事を応援してくださってる方も多いし、子役のお仕事は絃葉がしたいと言って始めたことだから。あと、まだ絃葉は子供だからそんなに影響ないかもだけど、スキャンダルとかを撮られたりしたら、子役のお仕事にも如月財閥にも大きな影響が出て、苦しむのは絃葉だと思うんだ。多分、結弦はそこを心配したんだと思う。」

絃葉「うん、私も自分勝手だったと反省してるｸﾞｽﾝ」

快莉「うん、ならもう平気だね。結弦に明日でもいいからちゃんと謝ろう。」

絃葉「うん！ｸﾞｽﾝ」